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5月7日、
インド最高裁は、
モンサント社が遺伝子組換えコットンの種子(BollgardとBollgard II)の
特許化に対する請求を退けた
デリー高裁の判決を支持する判決を出した。
デリー高裁は『種子と植物の多様性は特許化できない』とし、
モンサントが種子販売ライセンス保持者Nuziveedu Seeds Ltdが
種子を販売することをブロックすることを禁じた。
また、モンサントはNuziveedu Seeds Ltdの
未払いの種子使用料を請求していたがそれも却下された。
インドの司法によりモンサントによる
コットン種子の支配は退けられた。
モンサントの遺伝子組み換えコットンが
最初にインドにやって来たのは1995年で、
今日では何と90パーセント以上のコットン収穫が遺伝子組み換えであるという。
バイエルン社のモンサント買収が成立した後、
辞任したモンサント社のテクノロジー部門チーフRobert Fraleyは
「個人的にBollgardコットンがインドでローンチすることをサポートしていたし、
それがどの様に農家の人々に恩恵をもたらすかも知っていた、、、
インドが非科学的で反知的財産的、
反イノベーションの道に進むとは何と悲しいことか」
と嘆いた。
反モンサントで知られるインド人環境活動家Vandana Shivaは
今回の最高裁の判決を『大いなる勝利』とし、
これまでモンサントに不当な種子使用料を払ってきた
農家達に対する賠償金支払いに発展するキッカケになると評価した。
※モンサント社が開発したBT(Bacillus thuringiensis)
害虫抵抗性毒素が遺伝子に組み込れたコットンを、
蛾の幼虫、イモムシが食べると毒素でイモムシは死ぬ※
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