フィリピンで睡眠薬強盗を初体験!

睡眠薬強盗、話には聞いていたが遂に自分のターンが来ました!

今回の犯行に巻き込まれた発端は
2月25日にキリノグランドスタンドという場所で行われた
ドゥテルテ大統領支持者達の大規模集会です。

ドゥテルテ支持者達。
みな地域別にコスチュームが違いました!
夕方17時から開始とのことだったので
近くにあるロビンソンズモールで集会の開始を待っておりました。
ハンバーガー店ウェンディーズの中で
隣のテーブルの2人の30-40歳くらいの女性に声を掛けられて、
私がドゥテルテ大統領集会に行く旨を伝えた所、
彼女達もそれが目的で来たと言いました。

その後会場でオナベを含む2人とも合流。
四人組は非常に政治的話題が豊富で
フィリピンの議会の上にcojuanco家(コウアンコ)が支配していて
そいつらとドゥテルテは戦ってるなどの重要情報を聞けて、
なるほど、などと感心してました。
彼女達は偶然にも僕が集会後に移動したい田舎の地域
urdanetaの先にある土地に遊びに行くから車で近くまで送ってくれるということで
大統領集会後に意気投合してご飯を共にするなど甘んじて車に乗車してしまいました。
車に乗り込んだ時点で意識朦朧として寝てしまいましたので
食事中になにか薬を盛られたものかと思われます。

26日の昼に目が覚めた時にはどこかのホテルの部屋で彼らも居ました。
持ち物を確認した所や旅行用デビッドカード、パスポート、iphoneはありましたので
特に気にする事なく、
彼らに誘導されるがままに目的地行きのバスに一人乗せられて別れました。
ただしiphoneの充電器のケーブルが切断されていたんですが
薬の余韻が残っていたので気にする事もなく
夢遊病者の様に長距離バスに乗り込まされました。

その後、デビッドカードの履歴をネットで確認して
複数回ガソリンスタンドなどで引き出されていたと気づいた。
連続して引き出されていたのは26日の午前2時台です。
ATMで一回の引き出し最大額は10,000ペソ=22,000円程度。
これを8回くらいされてあとはガソリンやホテル代に当てられていました。
約20万円入ってたデビッドカードの口座はからっぽ!

【彼らはどうやって僕から暗証番号を聞き出したのか?】

25日の夜、
小汚いローカルバーでビールを飲んだ後に意識が飛んでから26日の昼過ぎに
目がさめるまでの唯一の記憶というのが、
車がガソリンスタンドに停車しており、
両足を伸ばして仰向けに寝る僕に対してしきりに、
『カードでガソリン買うと2リットルオマケがくるから、さ、暗証番号教えて』
と言う声に対して、『○??□△』
とスラスラと暗証番号を言う俺。。。

昔、同級生で
『俺、手術室で麻酔かけられても絶対寝ん自信あるわ!』
と豪語してた奴がおったが、薬の力に勝てる訳もなし。。
やられました。笑

幸いにして連中の目的は現金のみで
あとあと証拠になるようなiphoneなどは手付かず、
被害のお金もデビッドカード会社に相談したところ、
所定の手続きで返金可能とのこと。
(この時PDF ファイルに直接書き込み可能なPDF エキスパートと言うアプリが非常に役立ちました)
連絡先や一緒に撮った写真など物の見事に全部消されていました。

結局被害額はiPhoneのケーブル千切られたのと、
ドゥテルテTシャツ2枚貰ったのでイーブンくらいか

犯人グループにもらったドゥテルテTシャツ。結構カッコいいな。
この経験は今後の戒めとなるが、
相手に対して完全に無防備を晒した恐ろしさもあった。
皆さんも、フィリピンでついつい政治話に盛り上がって
バーで薬盛られないように気をつけて下さいね!

では、ご機嫌よう。

写真は20万円強盗にあった後に9日間過ごした
パンガシナン、ウルダネータにある農村でホストファミリーと。
被強盗後はのんびりと絵を描いてました。

 

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