バチカン聖職者のドラッグを使用した同性愛乱交パーティーに警察が突入した。

今日はバチカンのローマ法王への長年の取材とその英語報道を行っているEdward Pentin記者の7月8日付けの記事を翻訳してみた。

http://www.ncregister.com/blog/edward-pentin/the-drug-fueled-homosexual-scandal-allegations-at-the-holy-office
このhttp://www.ncregister.comというのは
カトリック教徒専門の、言わば身内の為のウェブサイトである。
そのカトリック色の強いウェブサイトでもこれだけカトリックの性的倒錯が問題になっている。
ではどうぞ。
IMG_0082.jpg
Edward Pentin記者が撮影したホーリー・オフィス、バチカン市。

ドラッグを使用した上で同性愛グループ・セックスによるスキャンダルの渦中に立たされるバチカン教皇庁。

一体どんなけばけばしく、
嫌悪を催すような具体的事実がそこで起こっていたのかはさておき、
教皇庁の元老の一人に「まだまだ序の口だ」と言わしめるほどの
恐ろしく罪深い行いがそこで行われていた。

主要メディアのレポートによると、
バチカン警察はホーリー・オフィス
(検邪聖省とも訳される教皇庁の重要施設)内のアパートの一室で行われていた
ドラッグを使用した同性愛乱交パーティーに押し入ったというのだ。

これがどこまで真実なのか?

このニュースが最初に報道されたのは
Il Fatto Quotidianoによる6月28日付けの記事:

警察部隊がホーリーオフィスのビルにある一室に突入した。
そこで彼らが見たものは
ハードドラッグと同性愛セックスをする複数人の男たちのグループだ。

幾社もの非宗教的な有名英語メディアが
連続的にIl Fatto Quotidianoの記事への後追いを書いた。
記事が言うにはその部屋の占有者は
フランシスコ・コッコパルメリオ枢機卿の秘書官であった。

枢機卿は教皇庁立法府会議(Pontifical Council for Legislative Texts)、
つまり教会の法規を定める最も重要な機関の代表者その人である。
さらに記事によると
そのアパートは枢機卿秘書官だけではなく、
教皇庁高官達も受け入れていたという。

秘書官は「高い地位にあって影響力のある友人」をこの高級アパートに招いていた可能性がある。
他のホーリーオフィス内のアパート住人によると、
とめどなく若い男性達が秘書官の部屋に訪れては
騒音極まるパーティーをやっていく事に辟易していたという。
その人たちが警察を呼んだのだ。

さらに巻き起こる疑惑がある。
ローマにほど近いプレネスティナ教区でこの秘書官が
バチカンのナンバープレートを付けた高級車に乗っているのを見たという人たちがいる。
このナンバープレートを付けていると
ドラッグをいくら運ぼうとも警察に止められることはないと言う。

秘書官はその後、
ローマのPio XI病院でコカインに対するデトックス療法を受けてから、
イタリアの特定の修道院に送られた。
この記事のライターであるフランセスコ・アントニオ・グラナが言うには
ホーリー・オフィスからわずか、
450メートル離れたサンタマルタ・レジデンスを所有するフランシス法王は
警察の突入に気づき、秘書官の逮捕を知ったと言う。

ホーリーオフィスのメイン・エントランスは
イタリア領に向かって開いている為に
バチカンを警護しているスイス衛兵達
(バチカンとローマ教皇を護る近衛歩兵)とバチカン警察は管轄外だという。

グラナ記者は指摘する。
『昼夜問わず、ホーリーオフィスの出入り口からチェックされることなく自由に出入りできる人物。』
『イタリア国家からもバチカン市からもチェックされずに済む最高の特権を享受するには完璧なロケーションだ』

彼はさらにコッコパルメリオ枢機卿が捕まったその秘書官を
ビショップ=司教に推薦していた事を明した。
バチカンはそのケバケバしい事件について話すことを拒否している。

バチカン警察署長の秘書官ローラ・シグノレは6月30日の発表で
『通常通り、いかなる声明もインタビューも対応できません。
この記事は全く事実に欠けます』と言った。

さらに彼女はHoly See Press Office(教皇庁のプレス機関)に行って聞くように勧めた。

バチカンは認めない。
Holy Seeの報道官Greg Burkeは
取沙汰されている乱交パーティーには関知していない、と一点張りだ。
そしてIl Fatto Quotidianoの記事の全てを否定するのか、
それとも一部は認めるのか?との質問に対してはノーコメントを通した。
もしこの事件が世界的に取沙汰されたのならバチカンはコメントするのか?
との問いに対しても沈黙を貫いた。

7月6日、件の秘書官に電話で質問をぶつけた会話録音によれば、
ジャーナリストが喋っているのだと伝えた瞬間に彼は話すことを拒否した。
『あの、、私は話せないです、、、」
ブツブツとつぶやいた後に電話は切れた。
同じ頃、私が信頼する教皇庁のシニアメンバーからの情報によると、
彼は別のシニア・メンバーの情報も含めた複数の情報源から
事件は事実であると聞かされたという。

彼曰くバチカンにおいて、
この程度の同性愛セックスパーティーなど『たかが知れてる』とのことだ。

2012年、Vatileaksのスキャンダルの後、
教皇庁の性的逸脱を根絶するために
ベネディクト16世が始めた努力にもかかわらず。
コッコパルメリオ枢機卿の秘書官に時折挨拶していたと言うバチカン当局者は、
『少なくとも2ヶ月間彼を見たことがないことに気付いた。
彼が姿を消す前は非常に痩せこけていた』と語った。

また、彼は6月6日、
(*訳者KORI注*事件が初めて報道されたのが6月28日なので7月6日の間違いか?)
コッコパルメリオ枢機卿に電子メールで直接連絡し、
事件は本当なのか聞いたのだがまだ返事はないという。
全貌はまだ見えてこないがしかし事件は大よそ事実であろう。
そうだとしたら、
教皇庁でこの様な冒涜的な行いが行われている事について人々はどう思うのであろうか?
翻訳以上。

記事内でこのEdward Pentin記者は
ベネディクト16世以降はバチカンの性的倒錯を排除する努力をしていると、
バチカン中枢部を好意的に見ている。
しかしベネディクト16世が歴史上、
異例の600年ぶりにクビになった法王で、
その原因はもっと惨たらしい事をしていたからだと言われているので、
この辺の闇には彼もタッチ出来ない言う事だろう。

フィリピンのドゥテルテ大統領も
少年時代にカトリック神父から性的暴行を受けていたと告白して、
「カトリックは偽善者だ!」と批判している。

 

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