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5月8日のベネズエラ国営放送テレスールによれば、
ベネズエラとパレスチナが仮想通貨を用いた2国間銀行を発表。
ベネズエラが既に発行している仮想通貨2000万ペトロを
原資としてスタートするこの新銀行は
アメリカからの経済制裁を掻い潜って
インフラやテクノロジー投資のための資金を集められるという。再選を果たしたパレスチナレーダーMahmoud Abbasは
マドゥーロ大統領とカラカスで経済協力の調印式を執り行った。
ベネズエラ観光大臣Marlenys Contrerasと
パレスチナ国際協力部門の代表Imad Zuhairiも
ホテルインフラ計画を盛り込んだ資金調達協力を約束をした。すでに両国は2009年から教育、貿易、農業、防衛、スポーツの分野で協力をしている。
パレスチナリーダーのアバス氏は、
多くのパレスチナ人医師やエンジニアがベネズエラで学んだことや、
ベネズエラがパレスチナに故ウゴ・チャベス前大統領の名を冠した
眼科病院を設立したことに謝辞を述べた。
この会談の2日前、
アメリカのマイクペンス副大統領が
「マドゥーロ大統領の不正選挙を中止させるための」新しい経済制裁を発表した。
(アメリカが主張するマドゥーロの不正選挙というのはアメリカ自身もよく自省しないといけないだろう)
そして、ベネズエラは
経済制裁を2国間仮想通貨銀行によって掻い潜ることを期待している。
ベネズエラは
2017年11月にロシアから借りた借金
31億5000万ドルを
仮想通貨ペトロでどうにかしたいと思っている。
しかしロシアの金融大臣コンスタンチン・ヴィシュコフスキーは
仮想通貨を借金のかたに認めるつもりは今のところないようだ。
※ペトロコインは2018年2月にベネズエラ政府が発行した石油本位制暗号通貨だ。
翌3月には米トランプ大統領は米国人のトークン購入を禁止した。
タイムズマガジンは
ロシアがベネズエラの仮想通貨発行を手伝っているとしたが
ロシアは否定している。
ロシアはペトロコインがいくら石油にバックされてる仮想通貨とは言え、
(ドルは使いたくないが)
人民元やルーブルなど各国法定通貨を優先するということですね。
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