ドゥテルテ大統領「CIAによる暗殺」「対中政策」「アメリカは二枚舌」フルインタビュー中編

我々は独立国です。

我々は試練に耐えることになるでしょう。しかし今回我々は尊厳の道を選びました。」

RT「と言う事は国内にアメリカは必要ないということですね?本気ですか?」

ドゥテルテ大統領「完全にそうなわけではありません。私はアメリカ軍について言いました。

私の任期中に、私がもしCIAから逃げ延びたのなら、もう5年間仕事が出来ます。」

RT「あなたはよく暗殺について話されます。実際に暗殺は起こると思いますか?」

ドゥテルテ大統領「彼らはやってますよ。そんなに驚くことですか?実際に一国の大統領を国外に連れて行って他国で裁判にかけることすらやってる。」

RT「進歩するにはどうすればよいでしょうか?謝罪を求めますか?」

ドゥテルテ大統領「いえ、それは求めていません。トランプ大統領は友人ですし尊敬しています、彼が11月にフィリピンに来ることも大歓迎です。

しかし、ISISに関する武器と防衛の話はプーチン大統領から良い回答をもらっています。それが重要な転換になると期待しています。

なぜなら中国とロシアは自身の言葉に忠実ですが、アメリカは二枚舌=Double talkだからです。

アメリカの左手は右手が何をやってるのか知らない状況なのです。

私は武器供給が中断されてると言ったにも関わらず、アメリカ上院議会はそれを認めようとせず、まだフィリピンに武器を送るかどうかの話をしています。

我が国はテロと戦っています。どれだけ待つことが出来るでしょうか?我々が両膝を地面について哀願するまででしょうか?それでは遅すぎます。

もし、今行動せずに、あるいは今ドラッグの問題を終わらせずに、国が破壊されてしまった時、誰がフィリピンを復興しますか?アメリカですか?

 

ロシアは武器を売る時、どのような条件も課してきません。武器が欲しいですか?ではどうぞ、という具合に。条件抜きにまっすぐ交渉できる相手です。

しかし、アメリカの場合これが出来ません。トランプ大統領が、いいですよ、と言ったとしても国務省や議会がフィリピンは人権侵害国だからNOだと反対します。

だから我々はアメリカと距離を取るのです。(アメリカに)跪こうとも思いません。」

 

RT「大統領はちょうど中国から帰ってきましたね?あなたと中国との関係はあなたの前任者(ベニグノ・アキノ3世)よりは良い、中国との関係は我々の予想以上に良いと思います。つまりあなたは選挙で公約していたように南沙諸島に出かけて行ってフィリピンの国旗を立てる、などとしませんでした。それはただの作戦ですか?それとも外交方針を変えたのですか?」

 

ドゥテルテ大統領「それは馬鹿げたジョークです。私はそういったジョークの類が大好きなのです。だからジェットスキーに乗って(南沙諸島へ)行くと言ったのです。武装した海軍のボートならまだしも。

 

RT「しかし、あなたはボートでも(南沙諸島に)行きませんでしたよね。代わりに中国に行きました。」

 

ドゥテルテ大統領「私は(南沙諸島に)行くつもりだったのですが中国からこの時期は避けてくれないか、と言われたのです。何故ならその海域の領有権主張をしている国々に間違った印象を与えた結果、彼らも南シナ海に来てしまうからです。中国への尊敬と友情のために、OK、過去の発言は水に流しましょう、全てはジョークだった、と言いました。だって本当に行くんだったら(ジェットスキーではなく)軍艦で行きますよ。」

 

RT「もちろん、その発言がジョークなのは分かります。しかし、その発言はあなたがどんな対中政策の持ち主なのかを説明していました。そして人々はもっと強硬姿勢に出ると予想していました」

ドゥテルテ大統領「あなたは私が中国と戦争すると思いますか?私が巡航ミサイルを中国に向けて撃つとでも?あるいは中国がこの街(マニラ)を爆撃したら我々もミサイルを撃つ?

どうなると思いますか?それは大量虐殺=Massacreになります。

仲裁者たちの主張は気にしないでください。最終的に話はこうです。あなたは言います。「これは私のものだ」私も言います。「これは私のものだ」

そして交渉テーブルに座った仲裁者たちがこう言います。「そうですね、これはあなたのものです」と。馬鹿らしくないですか?

我々はこの問題を後々話していきます。しかし、今ではありません。何故なら多くの国がこの島にしがみついている状況だからです。

おそらく、時が来れば、静かに、貢献的に事が解決するでしょう。私が言ったように合弁会社の設立などです。しかし、今がその時ではありません。

 

私は友達の振りをしているが実は友達の扱いをしてくれないアメリカの横暴さに気づきました。だから独立した外交政策を取って新しい市場を求めて中国やその他の世界の国々、ヨーロッパと協調できる決断をしたのです。

 

つづく

 

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