アメリカはタクシン派を使ってタイ国家を転覆させようとしている。

海外勢力の傀儡タクシン派の大物「ジョム・ペッチュプラダッド」のアメリカ亡命が受け入れられた。

ペッチュプラダッドは
「赤シャツ=スィーデーン」での名前で知られるタクシンの政党「反独裁民主戦線(UDD」
解散後の後継政党であるタイ貢献党(PTP)の熱心な支持者である。
http://landdestroyer.blogspot.com/2017/07/us-grants-asylum-for-agitators-as-it.html?m=1
http://www.nationmultimedia.com/detail/breakingnews/30320734

西側メディアは声を一つにして
タクシンが民主主義の主唱者=プロ・デモクラティックだと肯定的に描き出す。
しかし、タクシンの率いる政治団体が
どれだけの暗殺、拷問、脅迫、暴動、大量殺人といった
およそ民主主義に相応しくない多くのテロの実践者と言う事は報道されない。

2001‐2006年の政権にいる間、90日間で3,000人を殺した2003年の「対麻薬戦争」。

この対麻薬戦争だが後になってこれらの殺された者たちは
麻薬取引との関係性がなかったことが判明している。
そして「対麻薬戦争」がタイに氾濫するドラッグの流通を抑えることは決してなかった。

当時、UDDのメンバーによる反政府勢力の暗殺、誘拐、ジャーナリストへの脅迫が絶えなかった。

2006年の外国勢力の侵略を嫌う軍によるクーデターによって
国外に逃れたタクシンだったが、
国外から赤シャツ=UDDを遠隔操作して
ラジオ番組の司会者の家を包囲して、彼の父親をナタとピストルで殺害した。
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2009年と2010年にタクシンは赤シャツを使ってバンコク中で暴動を起こした。

これには「300人の武装兵」によるAK47、M16、M79 40㎜グレネードランチャー、
手榴弾を用いた水平射撃と爆破があった。およそ100名が死亡した。
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2010年の赤シャツによる病院への攻撃では避難した複数人の患者が死亡している。
写真はlanddestroyerから。

2013-2014年にあった
タクシンの妹インラック首相(タイ貢献党)への反対デモにおいても、
タクシンの私兵によって30名が殺された。
2014年5月に起きた軍事クーデターで政権から転落したタイ貢献党PTP。

ワシントンDCからタクシン派への支援

このテロ集団への支援はアメリカ国務省の機関である
National Endowment for Democracy(NED)(形式的にはNGOだが国務省から年間予算が付いている)
と、その他の支援組織だ。

NEDはタイ国内のNGOやメディアに民主化運動を支援するという名目で資金提供している。

NEDの公式ウェブサイトには
反政府勢力に民主化の名の下に幾ら支援したのか、見ることが出来る。
このページではNEDが「タイの民主化」の為にメディアやNGOに資金を出しているのが確認できる。

Thailand 2016

この資金がアラブの春で、リビアで、シリアで、ウクライナで国家転覆の扇動勢力を育てるために使われていた!
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2011年、アラブの春を扇動したチュニジア人リーダーを表彰するNED理事長カール・ガーシュマン。

その手口は国務省がリビアで、シリアで、イラクで、アフガニスタンで、
そしてウクライナでやって来た
「民主化運動の支援」と全く同じだ。

ネオコンをフロントとする戦争屋たちは
タイも同じく転覆=レジーム・チェンジさせるつもりだ。

アメリカ国務省の傀儡タクシン派の集団殺人やテロの扇動について、
「人権監視団体」アムネスティは言及しない。

以下はアムネスティのホームページからタイの「人権問題」についての引用である。
http://www.amnesty.or.jp/human-rights/region/asia/thailand/
軍当局が人権をいっそう制限した。
言論やデモ行動などでの政府批判行為や王室批判とみなされる行為は、処罰や禁止された。
政治家、活動家、人権擁護活動家が、
憲法案反対運動や国の人権侵害の告発などで、捜査を受け起訴された。
多くの市民が、軍事法廷で裁判にかけられた。

虐待や拷問が蔓延した。
地元住民の土地権利をめぐる活動家は、開発計画に反対したり、
地元住民の権利を擁護して、逮捕・起訴され、虐待を受けた。
(アムネスティ・レポート 2016/2017より)

アムネスティは一方的に王室=軍部のタクシン派にたいする反撃だけが
「人権問題」だと問題視しているが、
そのカオスの原因を作った、
三か月で3000人の無実の者を殺したタクシン派と
バックにいるアメリカネオコン勢力への言及が一つもない。

このアムネスティのタイ王室と軍部への批判は、
シリアのアサド大統領を「大量虐殺の独裁者」呼ばわりしていることと同じレベルの話だ。
アサド大統領が海外支援を受けた侵略者と戦うたびに、
アムネスティがシリア政府は民間人を虐殺した、と話をすり替えるのだ。
アムネスティがネオコンの世界戦略と歩を共にしていることは疑いの余地がない。

では、同じアムネスティのHPではシリアの人権問題はどう言及されているのか以下に引用する。
http://www.amnesty.or.jp/human-rights/region/middleeast/syria/

シリア政府と支援者のロシア軍は、市民と民間施設を無差別に空と地上から攻撃し、
何千人もの市民が死傷した。
政府軍が化学兵器を使ったという報告もあった。
政府は、町を長期に渡って包囲・封鎖し、食糧や医薬品など必需品の搬入を阻止した。
当局は何千人もの人々を恣意的に逮捕、監禁し、
その多くを強制失踪させ、長期に渡って拘禁し不公正な裁判にかけた。
中には、被拘禁者に組織的に拷問などの虐待を続け、
死に至らせることもあった。超法規的な死刑を含めた不法な殺害も行われた。
(アムネスティ・レポート 2016/2017より)

サリンの使用は国連調査団のカルラ・デル・ポンテ女史の報告にもあるが、反政府軍がやったと明言している。


なにしろカルラデルポンテ氏は反アサドの立場の人物で、
政府軍がやったという体て物的証拠を集めていたので
調査結果に政府軍は白と出たことで「stupefied=仰天している」と率直に述べている。
もちろんサリン攻撃はシリア政府に罪をかぶせることで
シリア侵略に正統性を与えるための見え透いた嘘だった!

そしてなにより、私KORIは2015年、
ブラジル、リオデジャネイロのアパートで
シリア難民のウッディ君と2カ月間、寝食共に暮らしており、
ダマスカスに残された家族とネットで連絡を取り合うウッディ君を毎日のように聞いていたので分かるが、
アサド大統領はシリア国民から多大な支持を受けている!

BBSのカメラクルーがシリア市民から
「BBSは嘘つきだ。シリア国民はアサド大統領を愛している」

↓この動画はひょこっと現れたアサド大統領を歓待する市民達。
これがセルフィーにも応じる『冷血な自国民殺しの独裁者』なのか?

国民から大歓迎を受けるアサド大統領。
これが日本も含めた特定の団体の利益誘導のためのメディア体制では決して流されない!

 

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