インドの大麻合法化の動き。がん治療のための大麻オイルを売るハーブ屋の情報。

http://www.firstpost.com/india/right-to-privacy-centre-to-set-up-expert-group-to-draft-data-protection-law-3884367.html

インド内閣閣僚会議の中で「女性と子供の開発大臣マネカ・ガンディ」が向精神薬である大麻=マリファナを医療大麻として合法化することを提案している。

「アメリカのように、いくつかの先進国では大麻合法化をした結果として全体の薬物乱用が減っている。同じことがインドに適応される可能性を模索しましょう」
「特にがん治療を目的とした医療大麻として合法化するべきです」

さらに、ナレンドラ・モディ首相も参加し、ナジュナ・スィンが議長を務めるこの内閣委員会において、ガンディ大臣は咳止めシロップに含まれるコデイン(多量摂取するとヘロインなどアヘン系ドラッグに近い作用を示す)などの製薬会社の市販薬乱用について規制すべきだとした。

しかし閣僚内でもラタ・クリシュナラオ社会正義大臣は「大麻のようなドラッグを合法化するのは相応しくない」としている。

また、Tathagata Satpathyというすでに大麻が合法なオディーシャ州の政党BJDの政治家は、学生時代に多くの大麻を吸った経験を話したうえで「大麻とアヘン(オピウム)を合法化して人々のコカインなどハードドラッグへの依存を弱めるべきだと主張している」

~インドのニュースからの抜粋終わり~

現在、インドにヨガと瞑想の練習をしに来てます。

実はインドのほとんどの州では花冠と樹脂以外の部分の大麻は合法である。つまりジュース状や粘土状に加工された大麻で花冠と樹脂を使ってない体で出される物は法のグレーゾーン領域において使用されてきた。

そもそも、インドで大麻が違法化されたのはイギリス統治後の1838年以降の話だ。日本においても戦後のGHQによって大麻が違法化されたのと同じ。さらに国際的に大麻を悪役に転落させたのが1961年の国際条約『麻薬に関する単一条約』による大麻のハードドラッグ指定だ。この時、インドでは大麻を規制することに反対意見が巻き起こった。その結果、国際社会=西側との妥協案というのが

大麻とは開花した、若しくは大麻草の樹脂の取り除かれていない花冠を指し、また、花冠を伴わない種子と葉はこの定義に含まれない。-commentry on the single convention on Narcotic Drugs,1961

という国際条約の独自解釈による完全にインド国内で大麻が完全に違法化されるのを回避する措置であった。

花冠と樹脂を原材料に使わない限り、葉と種子が原料の飲料やタバコなどであれば合法であるということだ。(もちろん、ハイになる主成分の多くが含有される樹脂の部分が使われてるか使われていないかの判断はその時の各州の行政に委ねられる、という法執行サイドの曖昧さをあえて残した。)

つまり今回のインドにおける大麻合法化の動きは『大麻樹脂と花冠の部分も合法にしましょう』ということである。今までは樹脂と花冠は使っていない体で大麻ヨーグルトなど法のグレーゾーン領域を利用して飲んでいた訳だから。

紀元前1,700年以降に神々について書かれたヴェーダ=経典には神々が恍惚としながら飲む『ソーマ』という飲み物が出てくるが、これが大麻を原料とした飲み物であるとされている。

現代ににおいても、大麻草はシヴァ神が好んで食したとされ、サドゥ=ヒンドゥー行者たちが大麻を吸う姿はインド各地の聖地でみられる。

またホーリという粉かけ祭りとして外国人に有名なヒンドゥー教の祭りでは「バングラッシー」という大麻ペーストを混ぜたヨーグルトの飲み物を子供から大人まで飲むのが慣例である。

私がいる、南インド、カルナタカ州のマイソールという場所には大麻オイルを抽出して売っているハーブ屋屋があります。

この1936年開業の、曽祖父の代からやっているハーブ屋には世界中からガン患者が直接来店するといいます。治療の効果は目に見えてある、という店主。

インドに特にガンの療養で来られるからはマイソールで大麻オイルを試されるのも良いかも知れません。連絡いただければ情報を差し上げます。

 

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