ハンガリー政府はジョージ・ソロスが進める移民流入政策を批判。一方イスラエルは。

今回はイスラエルの新聞記事を翻訳しました。

イスラエルのタイム・オブ・イスラエル紙がハンガリーを反ユダヤ主義だと批判。

ジョージ・ソロスがハンガリーに移民を受け入れさせるような工作をしているから
ハンガリーは怒っているのであって、、、
それをユダヤ問題=人道問題に逸らして、問題の本質を捻じ曲げてしまうのは詭弁です。
それではどうぞ。


リンカーンセンター、ニューヨーク。壇上で話すジョージ・ソロス氏。
2017年4月18日(Andrew Toth/Getty Images for Physicians for Human Rights/AFP)

イスラエル外務省は日曜日、ハンガリー政府に対して、
ユダヤ人大富豪で博愛主義者のジョージ・ソロス氏を批判する広告掲示板キャンペーンを止めるように要求した。

何故ならそれは彼個人への批判に留まらず、
アンチセム主義(反ユダヤ主義)として認識されうるからだ。
ハンガリー中の広告掲示板に
ハンガリー生まれのソロス氏の二ヤついている写真が現れて、
『ソロスが最後に笑うのを許すな』のキャッチフレーズが添えられている。
これが外務省がハンガリー政府がアンチセム=反ユダヤを煽っていると言った所以である。

ブダペスト政府は、
ハンガリーに移民が入植することを推進するソロス氏に反対している。
反ユダヤ的なグラフィティが載った多くの広告掲示板がハンガリーの外観を損なっている。

在ハンガリーイスラエル大使館は
ユダヤ系アメリカ人ソロス氏へのネガティブキャンペーンを止めるよう
ハンガリー政府に要求した。
しかし同時に、外務省はイスラエル国家もまた
ソロス氏の活動には反対していることも明言した。

イスラエルの日刊紙Haaretzによると、
この声明はベンヤミン・ネタンニャフ首相からの命令であることが明らかになった。

外務省広報官Emmanuel Nahshonは声明の中でこう述べている。
「イスラエルはどの国であろうとも反ユダヤ主義的表現を遺憾に思う。
この憎しみに直面するあらゆる国のユダヤ人コミュニティの肩を持つ」
これがハンガリーへの声明の唯一の目的だった。
「ソロス氏は民主的に選出されたイスラエル国家を侮辱し続ける組織を支援して、
イスラエル国家を守る権利を否定しようとしている。
なのでソロス氏に対する批判を非合法化する声明では決してありません。」
とNahshon氏は付け加えた。

(*訳者KORI注*イスラエルの新聞がソロスが反イスラエルであるとの見解を示していることに驚いたので調べてみた。別の機会に載せたいhttp://observer.com/2016/08/not-shocking-george-soros-funds-progressive-war-on-israel/)

ブダペストでのアンチ・ソロス・キャンペーン
「99%は不法移民を拒否する。ソロスが最後に笑うのを許すな」
7月5日撮影(AP/Pablo Gorondi)

そして土曜日のイスラエル大使のYossi Amraniの声明
「広告キャンペーンに関わる全ての人々は政治的な個人攻撃の域を超えて、
過去の悲しい記憶を呼び起こすだけでなく、
憎悪と恐怖をまき散らしていることへの責任がある。」
「我々には関係省庁にこの負のサイクルを止めさせるという道徳的責任があります。」

ハンガリーの外務省の応答
「イスラエル同様に、ハンガリーもまた国民と国家の安全保障を脅かす人物には
誰であろうとも対策をとります」

ハンガリーのユダヤ人達はネタンニャフ首相に対して
7月18日に予定されていたハンガリーへの公式訪問をキャンセルするように要請した。
これはソロス氏に対するキャンペーンに加えて、
オルバーン・ヴィクトル首相が第二次大戦中の反ユダヤ主義リーダー、
ホルティ・ミクローシュを褒め称える発言をしたことに対する抗議である。

先月後半にはオルバーン首相は
かつてのヒトラーの同盟であるHorthyを国を導いた「比類なき政治家達」の一人に加えた。
第一次大戦後のオーストリア・ハンガリー帝国の解体後。
1920年、1938、それから1939年、ホルティは反ユダヤ人法に署名している。

フーリガン首相のオルバーン・ヴィクトル。2017年7月1日(AFP/Odd ANDERSEN)

オルバーンの首席補佐官Janos Lazarは木曜日、
ユダヤ人リーダー達が反ソロスの広告キャンペーンの停止を要請した事を受けて、
「ハンガリー政府のゴールは、
ソロスの支援する不法移民を国内に流入させるキャンペーンを止めることである。」
「ソロスのユダヤ人ルーツを批判している訳ではなく、
彼がコントロール不可能な数の群衆をヨーロッパに入れようとしている事を批判している」
(*訳者注*ジョージ・ソロスが膨大な人数の移民をヨーロッパに流入させている!)

Lazarは更に
「ハンガリー国内のユダヤ人達は心配する必要はない。
ハンガリー政府はいつも彼らを護る」とした。

ジョージ・ソロス氏はブダペストがナチスに統治されていた時代を生き延び、
アメリカで立身出世して大富豪になった。
ソロス氏は1979年にオープン・ソサエティー財団を設立し、
そのウェブサイトによると
「マイノリティーの人権、意見の多様化、民主的な選挙により選ばれた政府、
政府の権力を監視する市民社会」を強化することが使命だとする。
2016年にオープン・ソサエティー財団のEメールがハッキングされ、
「国際フォーラムで、イスラエルの民主主義としての評判に疑問を呈し、
イスラエルの人種差別主義者と反民主主義的なポリシーを変更する」
という目標を持っていることが明らかになった。

ユダヤ人電信協会の寄稿
(*訳者KORI注*ユダヤ人読者達のコメントも以下に記載する)

Aさん、シカゴ
「ソロスは自己嫌悪ユダヤ人でアンチ・イスラエル。
で、今は我々の一員だって?」
Bさん
「今そんなに厳しいのか?差別化するため?この声明はよくやった。
俺もまたハンガリーのユダヤ人街にある広告に
”俺たちもソロス嫌いですよ”って載っけたい」
Cさん、チリ
「ソロスは悪魔の様な人物だ。
しかし、この広告のどこに反ユダヤ主義を示すものがあるっていうんだい?
ハンガリー語で読むと、最終的にソロスを笑わせるな、
とは書いているけどどこが反ユダヤ主義的な挑発?」
Bさん
「多くの人たちはソロスとイスラエルを結びつけて考えて、
彼を使って反ユダヤ主義的アジェンダを引き出すことに利用する。
そして多くの人たちがそれに引っかかる。
だから大使が反ユダヤ主義とソロスを同時に批判してるのは正しいと思う」
Dさん、考古学者
「私はこれがハンガリー人の古典的紛争だと思う。
ハンガリー政府はソロスもハンガリー人の一員だとした上で、
意見が不一致なのだと批判している。
一方でハンガリーにいるユダヤ人たちは自分たちは
ソロスも含めた部外者なのだとしてハンガリー政府を社会的に除外/回避することに必死だ。
しかし当のソロスはイスラエル国家を疎外してイスラエル人を部外者として扱ってる。
Eさん
「ソロスは悪魔だ。」
翻訳は以上で終わります。

今回勉強になったことは
イスラエルの新聞もジョージ・ソロスを反イスラエル主義だと批判してることですね。
読者のユダヤ人かと思われる人たちの意見も勉強になりました。
ソロスとイスラエルは利害が相反する局面もあるんでしょうか?
どうしてもソロス氏とイスラエルの利益が一致した方が
お互いに取って良いと思うので違和感を感じます。
今後もリサーチして参ります。
ところで、ベンジャミン・フルフォード氏は
ジョージ・ソロスがすでに暗殺されていると言っています。
確かに一番上の写真は4月18日の写真なので3か月前のものです。
ジョージ・ソロス死亡説も後追いしていきます。

 

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