大手メディアが伝えないアメリカ情勢のおさらい。ネオコンとその背後。

2016年の大統領選でトランプが勝利して以降、
アメリカ国内のパワーバランスが大幅に変更された。

一番大きい変化はなんと言っても
ネオコン(Neo conservative=新保守主義)と言われるシオニスト、親イスラエル主義者、対外的タカ派の少数ユダヤ人グループの決定権の低下である。

ネオコンのコンとは保守と言う意味であるが、
彼らは決してかつてのイングランドの重税主義に反対してボストン港を襲撃したような、
イングランドからの独立を望んだ反国家主義的なアメリカ住民という建国的精神を守っている訳ではない。

ネオコンはみた限り特定の団体、
主に、アメリカの第一産業である戦争と
金融に関わる人々の利益を代表している。
その産業というのは特定の国の利益に集約されない。
彼らはむしろ国境を取り払い、
自由にその触手を世界中に伸ばしたい。

そのネオコン中心メンバーは血の繋がりを重視した同族婚が多い
東欧出身のアシュケナージ・ユダヤ人
(東欧カザール王国で10世紀以降ユダヤ教に改宗したグループ)が多い。
その為、ネオコンやシオニスト思想のアシュケナージ・ユダヤ人グループの好戦主義を
敵対的に捉えてカザール・マフィアと呼ぶことがある。

ネオコンは特定の団体へ利益誘導するための政治団体である。

以下の団体が米国の支配層=顔の見えない株主達、
および支配のための機関、つまりネオコンの本体である。

①ボーイング社、ロッキード社を頂点とする6,000社の軍事会社
通称軍産複合体を食わすと言う意味で常に戦争を起こす必要がある。
『独裁者による虐げられた人々を救う為、
公正な民主主義を広める為の正義の戦争』で儲かる部門はここだ。
②CIA、NSAなどのスパイ組織及び、
その傘下の会社やNGOなどが各国の反体制派に支援するなど
戦争のキッカケを作る工作をするのに役立っている。
また911以降の、愛国者法により、
国民のインターネット、電話回線の監視を強めている。
一般人にとって、アメリカは偽りの自由の仮面を被ったファシスト国家である。
③ジョン・ロックフェラー4世のゴールドマンサックスに代表される金融機関群、
通称ウォールストリートによる金融操作グループ。
1971年ニクソン大統領は米ドルと金の兌換を停止。
実体経済には基づかない人間心理に依拠する、
リバレッジ取引による株価バブルと崩壊を繰り返す
不安定な経済を利用してインサイダーで稼いでいる。
④今年死亡報告があったディビッド・ロックフェラーのエクソンモービルに代表される石油グループ。
米ドルは金との兌換は止めたが石油の売買に独占的に米ドルが使われているので
ペトロダラー(石油ドル)体制と言われている。
ロシアと中国、インド、直近ではイランとカタールが石油取引に米ドル使用を止めたので、
カタールへの一連の非難に繋がった。
ロシア中心の反ペトロダラー体制は今までにない、大きな動きだ。
ネオコンと支配層は本気でプーチン大統領を殺したいであろう。
⑤通貨発行権=FRB連邦準備制度
は1913年にロスチャイルド、モルガン、ロックフェラー、ワーバーグ、ハリマンによって始まった。アメリカが『民間銀行団』に自由に通貨を発行する権利を譲った=アメリカが乗っ取られた記念すべき年だ。
⑥アメリカの大手メディア。
FOX,タイムワーナー、ディズニー、GE、VIACOM、CBSの6社が
全アメリカのメディアの90パーセントを牛耳っている。
911後のイラク戦争への強烈な煽りは上記①-⑥までの連帯的な動きである。
アメリカ・ファーストのトランプはユダヤ・ファーストのネオコンと支配層からこの通貨発行権をアメリカ政府に取り戻したいと考えているが、ネオコン系メディアとの激しい攻防戦に立たされている。
唯一マードック率いるFOX(newscorp)がトランプ支持である。

つづく

 

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