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今、フィリピンから脱出して中国で最も住みやすい街の1つ?広州に来ています。
しかし50日くらいフィリピンに居たのでフィリピンへの愛着が抜け切りません!
思えば、日本の元同僚Mrジョンとマニラ空港で合流してから、
彼のツテで様々なローカルの家庭にホームステイさせてもらい、
フィリピン人の暖かさ、心優しさが身にしみる旅でした。
田舎パンガシナンの質素な農村生活や
マニラの中間よりやや下の層の暮らしが体験出来たのは貴重でした。
右にジョン、
中央でギターを教授するのは最初の1週間旅を共にした
遊鬼ウタゲという詩人兼バンドマン。
途中睡眠薬強盗で20万円盗られましたが、
そんな事モノともしません。
それを差し引いてもお釣りが十分くる良い体験ができました。
その後、ジョンのツテを一切介さないセブ島にやって来た訳ですが、
そこでも良くしてくれる一家と出会い、
ホームステイ生活をさせていただきました。
この一家は非常にお金持ちで、明らかにスペインの血統でした。
リゾートに高級物件を2つ持っていて外国人に貸して収益を得ていました。
セブの街を見下ろせるマンションに泊めてもらってました。
僕はフィリピンてどんな国なのか聞かれた時、
近隣諸国で雰囲気の割と似てるタイと対比させて、
一旦は『タイから文化を根こそぎむしり取って、
貧富の差を付け足した様な国』と不精にも吐き捨てた後に
『しかし、バランガイ(町内会)というコミュニティ社会があって
人間同士の繋がりが強い、非常に人間味のある国』
と叩き落としてから上げる、という説明をします。
(タイは植民地経験してない。フィリピンはスペインに根こそぎヤラれた)
何故なら僕のライフワークとして、
人類工学とも言える技術を使って巧妙に
人類を支配している人達の存在を指し示したいから、
ワザとこう言った皮肉な言い方になるのです。
フィリピン人に『神を信じますか?』と聞かれた時など僕は待ってました、
と言わんばかりに『はい、信じます』と答えた後に、
しかし、『フィリピンを80%支配しているカトリックだけが神に唯一通じているのではない。
あなたはローマ帝国が一旦はキリストを虐めて、
惨殺して置きながら、
後ほどになってキリスト教を推進し始めた意味が分かりますか?』
と人類支配構造に関わる議論に持ち込みます。笑
アフリカでは事実とは異なる金髪青眼の白人キリストを皆が拝みます。
仏陀は生前に仏像など作るな、と言いました。
世の中どうかしているのです。
さて、遅ればせながら今日のタイトル、、
一度聴いたら脳裏にこびり付くフィリピンの有名曲とはこちらです。
僕はもう20回くらい連続再生しました。
『ピーリッリコピリリピーリリッコピリリパピリポパピリパピリポパピリ、、、』
サイケデリックです。
このdayangdayangという奇妙な曲、
フィリピンでは結構どこ行ってもBGMで流れ始めます、、
マレーシアにほど近いスル島で使われるスィナマ語で歌われてるので
マニラとかセブの人には全く理解出来ません、、が、何故か絶大な人気です、、
気になって調べてみると意外な事実があったのです。
この曲はただのスキャットでも何でも無く、
1884年~20世紀初頭に実在したスル州のイスラム王(スルタン)の娘
Hadji”dayang dayang”piandao姫をモチーフにした歌だったのです。
曲タイトルのdayangdayangとは『第一級の姫』という意味。
以下の情報元はDr sixto Y orosa著 “first lady of sulu”1917年。
普通は3-5年毎日勉強が必要。
・12歳で父親のJamalul王と一緒にメッカに行って一年過ごす。
・28歳になるまで家を出て隣の家に行くことすら許されなかった。外出した罰として母親に鞭で打たれて指が折れた。
・父王は奴隷合法時代末期に500人の奴隷を娘のために従えていた。
・風呂入るときは5人の女性奴隷が身体を洗う。
・王は娘dayangdayangを通じてしか妻達、親族、奴隷にお金をあげなかった。それほど父の執政に対する娘のプレゼンスが強かった。
何事にも歴史ありだと実感させてくれた曲でした。
最後に、
これもよくそこら中のバーでカバーバンドが演奏しまくってた
フィリピンレゲエの名曲『bilog na naman ang buwan』
by: tropical depressionだ!
では、しばらくは中国で旅、頑張ります!
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