フィリピン大統領ドゥテルテはカトリック教会から性的虐待を受けていた。『カトリック教会は偽善者だ!』

1億人強いる人口の80%を占めるフィリピンのカトリック信者。
その教会による性的暴行が後を絶たない。

アルジャジーラ英語版の記事によると当時、
15歳だった少女は2人の司祭から性的暴行を受ける。
彼女は警察に被害届けを出したが、
司祭から120ドルほどの示談金を受け取るように執拗に迫られた末に、訴えを取り下げた。
http://www.aljazeera.com/news/2017/02/philippine-catholic-church-abusers-rarely-prosecuted-170216042916698.html

フィリピン大統領ロドリゴ・ドゥテルテは前の選挙キャンペーン中に『カトリック教会は偽善者=hypocritsだ!』と批判した。

ドゥテルテと友人達は10代の時にイエズス学校に通っていたが、
そこでアメリカ人の司祭に性的虐待行為を受けていた。
当時はドゥテルテは若かったので司祭を法的に訴えることが怖かったと言う。
その後牧師はアメリカに帰国して、さらに別の性的虐待をしていた。
ドゥテルテはアルジャジーラ英語版へのインタビューの中で
その時の経験が今の政治姿勢に大きく影響している、と言っている。
http://www.aljazeera.com/programmes/talktojazeera/2016/10/exclusive-rodrigo-duterte-war-drugs-161015100325799.html

【世界中でカトリック教会の司祭による子供への性的虐待が問題になっている】

2004年にはアメリカでジョン・ジェイ刑事司法単科大学による
John Jay Reportが発表され、全容の一部が明らかになる。

ジョンジェイレポートとはカトリック教会アメリカ教区の調査を元にして
ジョンジェイ刑事司法単科大学が教会内部で多発する未成年者への性的虐待について分析したレポートである。
調査の出所は教会の身内なので本当に中枢の人間の名前はレポートには載っていないと推測される。

1950年から2002年にかけて行われた調査では
4,392人ものカトリック僧侶が18歳未満の若者への性虐待を行なったとして告発された。
被害者の数は10,667人。(その後撤回も反証もない)
https://en.m.wikipedia.org/wiki/John_Jay_Report

アメリカのカトリック教会が2004-2012までに支払った被害者への賠償額、
被害者へのセラピー等の医療費。弁護士費用の総額は26億ドル!!

【オーストラリア】
ロイヤルコミッションの最新データによれば、
1950年以降、オーストラリアのカトリック教会に所属する僧侶の実に7%が子供への性的虐待で非難されている。
また1980-2015の間でカトリック教会関係者2,400人が児童への性的虐待に関与していたとされる。

加害者の1,900人が既に個人特定済み。
残り500人はまだ個人特定されていない。
被害児童のほとんどは男児。

平均年齢は女児が10.5歳で男児が11.6歳。
https://www.theguardian.com/australia-news/2017/feb/06/4444-victims-extent-of-abuse-in-catholic-church-in-australia-revealed

【カトリック教会では、なんでこんなに児童性的虐待が多いのか?】

インドの思想家オショー・ラジニーシは
幼児期から性器を隠して性的エネルギーの存在を隠蔽、
抑圧し続ける人間社会では、
より性への興味と渇望が拡大して性的倒錯が生まれるのだとしている。
教会という極めて不自然に性的エネルギーを否定するような閉鎖的空間においては、
性への憧れはより一層燃え上がり偏執的なモノになる。

他にもアイルランド、イギリス、南米、ありとあらゆる国で教会による児童性的虐待が表面化している。日本ではどうだろうか?

 

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