バリ島のパプア人達

バリ島に来て買い付けしたりクラブ行ったりしてます。

絵はバリには関係ないけど日系ブラジル移民の画家間部学です。バリ島の店先に並ぶポップなアートもいいんですけどタイなど他の観光地同様、売れ筋の絵のコピーか類似スタイルをひたすら量産する工業製品すたいる、差し詰め画家の皆さんは機械仕掛けのマシーンの様です、、、

 

もちろん、良いことはいいんですけど芸術家としてもっと型にハマらないことやりたいっていうストレスはあると思いますね。だから想像力が爆発仕切った間部学をトップ画像にしました。

比較的早くから観光開発がすすんだバリ島は『東南アジア各地のビーチ・リゾートモデル』になった。 2014年には350万人の海外旅行者、600万人の国内旅行者が訪れた。 その収入の80%は観光業から来るものだがそのほとんどは島外に流出していると言う。 (バリポスト2006年9月5日)

オーストラリアは観光客数でかつてのディフェンディング王者日本を抜いて現在一位。 観光の中心地kutaやアップマーケットのsemanyakなどにはオーストラリア使用のオージー趣味のステーキ店やバーが立ち並ぶ。 例えばmexicolabaliは『バリ島でメキシコ料理を提供するオーストラリア人経営の店』 という絵に描いたようなグローバル店だ。 極端に観光産業が発達するバリ島では 売上げが多少落ちる月曜火曜もあるが基本的に週7日がビジネスチャンス。 バリ島ビジネスの共同経営者のadrian reed氏はオーストラリア国内のホスピタリティ・ビジネスでは10%の利益出すのに必死だが ここバリでは40%の利益が可能だと豪語する。 ウェイターには月200オーストラリアドル(1万7000円ほど)払うだけだが客からは観光客用の料金を取れる。 一方でインドネシアの法律ではインドネシア人の共同経営者に利益の半額は渡さないと行けない。(ガーディアン紙2014年11月27日) 観光客第2位は中国。大型連休春節のタイミングなので僕が1週間前までいた広州と変わらぬ中国人たちの各種アクティビティーが見れた。驚いたことに中国語で対応する土産物屋、カフェ、ツアー窓口が当たり前の様にあった。観光業に頼りきった島の経済的対応力だ。 中国語は英語に続く第2外国語になろうとしている。

【バリのレゲエクラブにはパプア人がいっぱい】

見た目がアフリカンの特徴が多い人も多いのですぐパプア人と分かる。混血のブラジリアンの様だろ?と本人達ものに言う。 レゲエクラブのパプア人達と遊ぶようになった。彼らは2月6日ボブマーリー生誕記念トリビュートイベントに参加しにパプア島やインドネシア各地から集まっているらしい。 何故レゲエクラブに占める割合にこんなにパプア人が多いのか? と聞けばレゲエはパプアではNo,1音楽なのだと言う。パプアの人達はメラネシア系で見た目もマレー系や華僑とは違い、言語も文化も違うためインドネシアからの独立を望んでいる。 黒人達がバビロン(搾取する者)へのRebel=反抗を掲げたレゲエ音楽はパプアの文化的政治的闘争と容易にマッチングする。 興味深い事にパプア人の多数派宗教はカトリックだが、一方でジャマイカやエチオピアのラスタファリアン達はカトリックの権威主義は真実の隠蔽だといって否定する。

2015年11月に僕がエチオピアにあるラスタファリアンコミュニティ、 シャシャマニで『大工』と呼ばれるコミュニティのリーダーの1人にインタビューした所によると、

ラスタ主義とは『黒人版の旧約聖書の解釈』であった。 カナンの地由来のオリジナルユダヤ人の正当性は黒人にも入っているのだと言っている。 大工はドミニカ共和国の元首相だと言う。

僕が知り合ったパプアの人達の中に、地元パプア人に対する拷問と残虐行為により最悪企業6位(パブリックアイ・アワード)にも選ばれた悪名高い金と銅のグローバル資源抽出会社フリーポートマクモランで働いてる人物がいた。 彼によると現在は会社と現地住民との平和的な調停によってパプアの主流7民族は優先して雇用されるのだと言う。 しかしパプア人の本音で言えばインドネシアから独立してグローバル企業フリーポート・マクモランをパプア国営化して資源を自国に還元したいのである。 彼らパプア人の中で『有名な話』はCIAが秘密裏に独立闘争グループOPM(organization of papua merdeca(現地語で自由)に武器供与をしていたと言う貴重な情報を聞けた。 やはり、CIA=軍産複合体=グローバル金融主義者達はパプアでも反政府運動を煽っていたあ。

 

 

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