核戦争が起きたらエリートだけが助かります。エリートだけ避難できる核シェルター

RAVEN ROCK著者ギャレット・グラフ氏

今日はギャレット・グラフ氏(Garrett Graff)が
2017年に出版した本RAVEN ROCKについて書いた、boredomtherapy.comの記事を要約、翻訳した。
氏は対テロ戦争や2008年のアメリカ大統領選について取材した政治ジャーナリスト。
その
彼の同僚が
駐車場の床からとんでもないものを発見して彼に手渡した。

それはCIA情報員のIDだった。
同僚はギャレットがそういった方面の調査をしていたことを知っていたので
「君ならこのIDの持ち主に返すことが出来ると思う」
と言ってそのIDをギャレットに渡した。
そのIDの裏面にあった住所をgoogle mapにかけてみると
ワシントンDCから100キロほど行ったRaven Rockと呼ばれる山の山頂を差し示した。

「そこにはコンクリート製地下壕へと続くゲートがあった」

なんと彼が人知れぬ山頂で見つけたものは
死の灰から身を守るための核シェルターだった!
34トンもある分厚い扉は核爆発にも耐えうるであろう。
柱の無い吹き抜けの空間が山の中に作られていたのだ。
もちろんピラミッドの頂点にいる人々の為の
秘密の核シェルターである。
我々庶民用ではない。
強力な扉の奥には1400人の
最もアメリカでパワフルな者たちが
ゆったりとくつろげるに足る広さの空間があった。

入口の分厚い扉

核シェルターの内部マップ

1951年トルーマン政権は
「冷戦がヒートアップ」するとすぐにその地下壕を作った。
しかもニューヨークの地下鉄を作ったチームが
この秘密の核シェルターを作ったらしい。
そしてギャレットはGene Bowmanという
建設労働者が自給1.35ドル(当時)で
塹壕の建造に関わったことを突き止めた。
(大戦中、日系人の強制収容を推進した)

アール・ウォーレン判事

この核シェルターエリートクラブのメンバーだった。
しかし、「核シェルターメンバー」のIDバッジは
彼の妻には渡されなかった。
残念ながらこのエリートたちの
家族分のスペースはそこには無かったのだ。
そして各連邦政府=州政府ごとに
このシェルター内のスペースが振り分けられたいうことが分かった。

実はこのギャレット・グラフ氏は
このIDから割り出したシェルター以外でも
ウェストヴァージニア州Greenbrier Resortの地下にあった
シェルター含めて6つほどの隠れシェルターを発見している。
別のシェルターではアメリカ合衆国内国歳入庁が
タックスペイヤー=納税者たちが核によって蒸発し、
上級国民のみが生存した後の黙示録的世界を想定して
2ドル札を貯蔵していた。

公園省が難民キャンプを建て、
食料は農業省がコントロール、
おかしな事だが郵政省が生存者の安否確認をする、
といったように政府の各部門は
この黙示録的核イベントを利用して
他の部門に対して影響力を高めようと計画していた。
1992年までこの塹壕には人員配置され
毎日稼働されていた。

その後、911で施設の稼働が再開した。
シェルターを発見したギャレットは言う。
「市民が数週間から数か月、核に曝されている間、
ごく少数の政府高官達はこのシェルターに匿われているわけだ」
別の言い方をすれば、
アメリカ政府のポスト核戦争世界の再構築計画には
一般市民は含まれていない。

以上boredomtherapy.comの記事から翻訳、要約終わり

2017年、ギャレット・グラフ氏は
一枚のIDの裏面から始まった
このアメリカ国家的秘密ストーリーを
Raven Rockというタイトルの本に書き記し告発した。


Raven Rock: The Story of the U.S. Government’s Secret Plan to Save Itself–While the Rest of Us Die

近年では衛星写真の普及と、
内部リークなどによって、
このような国家的な秘密シェルターを発見するのは
容易くなってきている。
secret underground baseなどで検索すると
マニアな人がいっぱい調べてるサイトが出てくる。
中でも有名なのはデンバー空港の地下施設ではないだろうか。
狂信的な戦争屋が人口の9割を
核戦争で殺す計画があったことを
ベンジャミンフルフォード氏などが告発している。

 

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